どうも!
Photoshop 大好き ゲン( @gen3ww )です!
皆さんは
- Amazon
- 楽天市場
- Yahoo!ショッピング
などで
ネットショッピングを
されたことはありますか?
私は最近になって
良く利用するようになりました!
自宅にいながら
さまざまなものが
安くお手軽に購入できるのは
魅力的ですよね。
しかし、実際に店舗で購入するのとは違い
実物を見ることができないので
私たちは画面上の商品画像を見て
購入することになります。
なので、商品画像が綺麗か汚いかで
その商品のイメージが
ガラッと変わってきてしまいます。
店舗で商品をよりよくお客さんに
見てもらうために
綺麗に陳列させたり
照明を調節したりするように
ネットショッピングでも
商品画像をより魅力的に見せるために
工夫する必要があります。
今回は、そんな工夫の一つである
Photoshopを使った白抜き加工をご紹介します!
マスク機能を使ったより汎用性の高い改訂版はこちら↓
影をつけるやり方は今回の記事の後半で紹介しているのでこちらも併せてぜひ!
それではやってみましょう!
「白抜き」加工とは?
このページを訪れた方は
もう「白抜き」とは何か
ご存知かもしれません。
その場合はここは読み飛ばして頂いて
大丈夫です!
「白抜き」加工とは
- Amazon
- 楽天市場
- Yahoo!ショッピング
などで
背景が真っ白で
商品だけが写っている画像のことです。
特にトップ画像(サムネイル画像)にも
よく使われます。
背景に余計なものがないので
商品そのものだけを
すっきりと見ることができます。
また、複数の商品が一覧で並んでいる際
背景の色や明るさが
バラバラだと
ショップ全体の統一感が損なわれますが
全ての画像を白抜きにしてあげることで
統一感が生まれます。
では、実際に
「白抜き」加工の方法を
お伝えしていきます!
用意するもの
用意するものは
- Photoshopが入っているパソコン
- 白抜きしたい画像
です。
私はMac book Pro を使って
作業しています。
重たい複数のレイヤーを扱う作業でも
サクサクと動いてくれる
優秀な子です。
また、画像編集する際は
画面が大きい方が作業しやすいので
15インチモデルのものを使っています。
また、白抜きしたい画像は
なるべく鮮明で
背景がごちゃごちゃしていないものが
良いです。
できるならば白い布などの上で
きちんと照明で明るく照らして
撮影した画像の方が好ましいです。
実際にPhotoshopで白抜きしてみよう!
では、いよいよ
実際にPhotoshopを使って
白抜き画像を作っていきます。
①白抜きしたい画像を開く
まずは、Photoshopを起動させ、
白抜きしたい画像を開きます。
今回は祖父母の家で作業していたので
身近なもので白抜きするのに
ちょうど良いものは
ないか探していたところ
「洗濯バサミ」を見つけたので
この画像を白抜きしてみようと思います。
以後、「洗濯バサミ」を「商品」として
白抜き加工を行っていきます。
②背景レイヤーから通常レイヤーに
最初、画像を開いた際は
画像のレイヤーは
「背景レイヤー」になっています。
そこで、このレイヤーを
通常の「レイヤー」にするために
「背景レイヤー」と書かれた上に
マウスでポインターを合わせ
「option」キーを押しながら
ダブルクリックします。
(Windowsの場合は「Alt」キーを押しながらダブルクリック)
そうすることで、「背景レイヤー」から
通常の「レイヤー」に切り替えることができます。
③新規レイヤーを2つ追加
続いて、下準備として
新規レイヤーを2つ作成します。
「command」+「shift」+「N」で
新規レイヤーを作成することができます。
(Windowsの場合は「Ctrl」+「shift」+「N」)
そして、ここでは2つのレイヤーに
- 「白背景」
- 「確認用黒」
という名称を付けておきます。
そして、いったん商品画像のレイヤーを
「目」のマークをクリックして
非表示にしたのち
画面左側にある「塗りつぶしツール」を
選択し
- 「白背景」を白
- 「確認用黒」を黒
に塗りつぶします。
塗りつぶしが終わったら
再度、
非表示にしていた商品画像レイヤーの
「目」のマークを
クリックして表示させます。
レイヤーの順番は
上から
- 「商品画像」
- 「確認用黒」
- 「白背景」
としておくと
作業しやすいです。
これで下準備は終わりです。
④商品を選択する
続いて、商品以外の背景を
消すための作業に移ります。
そのためにまず商品を
選択している状態にします。
商品画像レイヤーを選択し
「選択範囲」→「被写体を選択」を
クリックします。
今回の商品画像のような背景が
単一の色で
商品がくっきりと写っていれば
これだけでほぼ商品を
選択できてしまいます!
ただ、背景と商品の境界線が
曖昧であったり
画像が不鮮明であったり
複雑な形の商品であったりした場合
この「被写体を選択」だけでは
きれいに選択できない場合があります。
⑤クイック選択ツールで微調整する
その場合は左側の
「クイック選択ツール」を選択し
商品の選択できていないところを
クリックして
手動で選択していきます。
また、逆に商品ではないところが
選択されている場合は
「option」キーを押しながら
クリックすることで
選択を外すこともできます。
(Windowsの場合は「Alt」キーを押しながらクリック)
こういった細かい部分は
一気にクリックして選択しようとせず
少しずつ選択・非選択のクリックを
していくと比較的簡単に選択できます。
これで商品の部分がきちんと選択されている状態になりました!
⑥選択範囲を反転させる
では、商品以外の背景を消すために
選択範囲を反転させます。
「command」+「shift」+「I」で
選択範囲を反転できます。
(Windowsの場合は「Ctrl」+「shift」+「I」)
これで商品以外の背景が
選択されている状態になりました。
⑦背景を消して選択を解除
では背景を消すために「Delete」キーを
押します。
ポチッ
一瞬で背景が消えましたね。
背景を消し終わったら
「command」+「D」で
選択を解除しておきます。
(Windowsの場合は「Ctrl」+「D」)
⑧細かい箇所を確認する
「確認用黒」レイヤーが真下にあるので
背景が真っ黒になりました。
なんで、黒いレイヤーを
わざわざ商品画像の
下に置いていたのかというと
商品以外の背景を消した際に
商品と背景の境界線がきちんと綺麗に
なっているか確認しやすいからです。
これで拡大して見てみると・・・・・・
商品の境界線が
少しギザギザになってしまっている箇所が
ありますよね。
このままだと仕上がったときに
ガタガタな商品画像になってしまいます。
それを防ぐために
確認しやすい黒いレイヤーを
1枚セットしていました。
これは商品の色によって
- 確認しやすい色
- 確認しにくい色
があると思うので
自分が見やすい色で
レイヤーを作成していれば
良いと思います。
では、実際に
この「確認用黒」レイヤーで
確認しながら
ギザギザになってしまっている箇所を
修正していきましょう。
⑨消しゴムツールで修正する
まず、左側の「消しゴムツール」を選択し
ギザギザとはみ出てしまっている箇所を
消していきます。
直線的に消したい場合は
「shift」キーを押しながらクリックすると
まっすぐに消すこともできます。
また、ギザギザとはみ出ているのではなく
商品側に背景がギザギザと
入り込んでいる箇所は
「option」キーを押しながら
クリックすると
消えていた箇所が元に戻せるので
綺麗にできます。
(Windowsの場合は「Alt」キーを押しながら)
また、細かい箇所を修正する場合などは
「消しゴムツール」の大きさを
変えてみてください。
- クリック
- 「shift」キー
- 「option」(「Alt」)キー
を
うまく使い分けながら
境界線を綺麗に整えていきましょう!
できあがったものがこちらです!
ギザギザだった
商品の境界線がスムーズになっているのが
分かると思います。
これで修正は終わったので
「確認用黒」レイヤーの
「目」のマークをクリックして
非表示にすれば
「白背景」レイヤーの上に
商品画像が乗ります。
「白背景」レイヤーの上に商品を
乗せて見た際に
商品の境界線が
ギザギザしているところがあれば
もう一度「消しゴムツール」で
修正します。
白い背景に乗せてみて
初めて気づく違和感なども
あると思うので
- 「確認用黒」レイヤー
- 「白背景」レイヤー
それぞれのレイヤーを
うまく使い分けながら
綺麗な商品画像を作ってみてください。
⑩商品の明るさ・コントラストを調整する
さて、これが白抜きされた画像ですが
少し商品が実際のものより
暗く見えるので
明るさ・コントラストも
調整しておきましょう。
商品画像のレイヤーを選択した後
「イメージ」→「色調補正」→「明るさとコントラスト」で
少し微調整しておきます。
これで、白抜き画像が出来上がりました!
保存して完成!!
「ファイル」→「保存」(別名で保存)で
「jpeg」などの形式で保存して
完成です!!
白抜きの商品に影を付けたい場合は?
さて、白抜き画像は完成しましたが
何だか少し不自然な商品画像にも
見えます。
真っ白な背景に商品がぽつり。
なんだか浮いているようにも見えます。
それは影が付いていないからです。
私たちは普段ものを見るとき
自然とそのものの影も見ています。
その影を認識することで
立体感を感じ取っています。
しかし、先ほど白抜きした画像には
商品の影がありません。
なので、少し浮いているような
不自然な画像に見えてしまっていたのです。
- Amazon
- 楽天市場
- Yahoo!ショッピング
などの
商品画像を見ていても
ただ白抜きされただけの画像もありますが
影が付いているのも
見たことがあると思います。
そこで、最後に
白抜きされた画像に影を付ける方法を
お伝えしようと思います。
①「影」用に新規レイヤーを作成
先ほどのPhotoshopの画面で
もう1枚新規のレイヤーを立ち上げます。
「command」+「shift」+「N」で
新規レイヤーを作成できましたよね。
(Windowsの場合は「Ctrl」+「shift」+「N」)
レイヤー名は「影」とでも
付けておきましょう。
この「影」レイヤーは
商品画像のすぐ下に移動させます。
②ブラシツールで影をつけていく
「影」レイヤーが選択されている状態で
左側の「ブラシツール」を選択します。
カラーは影の黒色を選択します。
ブラシの硬さは0%にしておきます。
ブラシの直径サイズは商品に合わせて
お好みの太さに調整してください。
不透明度と流量は
25%~50%くらいにします。
今回は30%にしています。
後は、商品が照らされている
光の向きなどを意識しながら
影を付けたい箇所を
ブラシツールでなぞっていきます。
影を濃くしたい箇所は
何回かなぞることで濃淡を調整します。
また、直線的に影を付けたい場合は
「shift」キーを押しながら行うと
真っ直ぐな影を付けられます。
③影が濃すぎた場合はレイヤーの不透明度で調整
後から見て
影が濃すぎたなっという場合は
「影」レイヤーの不透明度を
調整することで薄くすることもできます。
影付きの白抜き商品画像の完成!!
こちらが影を付けてみた画像です。
商品の接地面に影が生まれたことにより
より立体感が生まれ自然な雰囲気になりました!
「白抜き」加工を活用してよりよい商品画像を作成してみよう!
今回は、Photoshopを用いた
「白抜き」加工
および
影付きの「白抜き」加工の方法を
お伝えしました。
白抜きには他にも方法があると
思いますが
今回は
個人的に行っている方法を
ご紹介しました。
ぜひ「白抜き」加工
影付け加工をマスターして
より見やすくて綺麗な商品画像を
作ってみてください!
また、Photoshopは機能がとてもたくさんあるので教科書的な一冊が手元にあると何気に役立ちます。
Photoshopは工夫次第でさまざまなことが
できるようになります。
ここでご紹介した方法を試すだけではなく
もっとこうした方が綺麗にできるな
こっちの方が効率的かな
などと考えながら
作業することも大切だと思います。
また、
ご意見・ご感想があれば
ぜひ教えてください!
みんなでPhotoshopを
使いこなしていきましょう!
また、Photoshopを使った便利な技など
ご紹介していきたいと思います!
それでは、次回もお楽しみにっ!!