さようなら、また会う日まで【月1エヴァ】

シン・エヴァを観てきました。

月1エヴァ、まるで定期検診のように劇場に通い、気づけば全6作。

何年もかけて作られた作品をこの短期間で一気に劇場で観れることのありがたさ。こういう体験なかなかできない。
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また泣いてしまった。
内容は知っているはずなのに、それでも涙が溢れてくる。
言語化できる涙と、説明のつかない涙があった。
うまく言葉にできない感情もある。
でも、それでいいんだと思う。
今の自分の言葉で、残しておくことが大事なんだと思う。
何年か後、この文章を読み返したとき、
また違う意味を見つけるかもしれない。
以下、ネタバレあり
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シン・エヴァが始まる前に
・葛城ミサト役の三石琴乃さん
・碇シンジ役の緒方恵美さん
のコメントが流れる。
作品を通して母のような存在感のある葛城ミサトさん。
そんなミサトさんの声を当てる三石琴乃さん。
コメントも三石さんらしい、お茶目さと包み込むような優しさが溢れ作品を観る前から感慨深い気持ちになってしまった。
そして、シンジくんの声を演じる緒方恵美さん。
ずっと14歳のシンジくんと向き合い、等身大のシンジくんに寄り添ってきた緒方さん。もうシンジくんといえば緒方さんだし、緒方さんといえばシンジくん、当たり前だけどエヴァンゲリオンがそこにある。
あぁ、シン・エヴァが始まるんだ。
全てがここで結ばれるんだ、さようならするんだという気持ちが高まる中始まっていった。
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Qの後の作品だからね、シンジくんは廃人状態からのスタート。もう目も虚ろ、言葉も話さない。
虚無なシンジくんは冒頭からしばらく続く。
そんな中、救いの人物、トウジとケンスケ。
2人は久しぶりのシンジとの再会を喜び、生きていたこと、村に来たことを歓迎してくれる。
ここにきて、沁みる“ 触れない優しさ ”
なんで何も話さへんのや?とか、何があったんや?とか2人は全然シンジに聞かない。ただ無事に生きていたことを喜んでくれている。村で生活したらいいと受け入れてくれている。
シンジ何も喋らないし、あの初号機パイロットだよ?こんな世界どーなってるのか何か知ってるかもって聞きたくもなっちゃうじゃん。
そこを聞かない、触れない、話さない。
そういうところが2人の本当の優しさであり、いつしか芽生えていた友情や信頼なんだなと思う。
家出した時も、ケンスケは無理に探しに行ったり連れ戻そうとしたりしない。心配はしても、無理に声をかけない、帰ってくるのを信じて待つ。
シンジくん、いい友達と出会えたなぁって。
親戚の人みたいな立場で見ちゃってる自分がいた。
「何を話すのかが知性、話さないのかが品性」とも言うように
やっぱり、相手のことを考えてあえて話さないという選択ができる人って器が広いというか、優しさに満ちている。そんな大人になりたい。
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“ 綾波じゃない ”アヤナミが、村で生きる。
言葉を覚え、感情を覚え、人間になる過程。
見ていて少し不思議でほっこりする気持ちになる。
赤ちゃんのような
世界に配属されたばかりの存在。
そして、彼女は「さようなら」を知る。
エヴァは
ずっと「さようなら」の物語だったのかもしれない
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ミサトさんがシンジくんを送り出すシーンは毎回涙が止まらない。
責任は全てわたし。
全て背負い、シンジくんを送り出す姿。
やっぱりミサトさん大好き。
トウジの妹、鈴原サクラが世界を救ってくれたのはシンジくんだとハッキリ言ってくれたことにも胸を打たれる。
そうだ、
シンジくんは最初乗りたくもなかったエヴァに
苦手な父親に乗せられ
戦いたくなかった使徒とも戦い
苦しい思いをたくさんしながら世界を救ってきたんだ。
それを忘れちゃダメなんだ…
そんな他人に言われたから嫌々乗っていたエヴァに
自分の意思で
あんな穏やかな表情で乗ろうとしている
自分と、父親と、世界とにケジメをつけようとしている。
そんなシンジくんの成長に、また涙が溢れる。
TVアニメ版からずっと苦しんできたシンジくんを見てきたからこそ、その姿が胸に深く刺さる。
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父親である碇ゲンドウと向き合うシンジくん。
カヲルくん、アスカ、レイ、、
すべてにケジメをつけるシンジくん。
エヴァってこんな形で終われるんだ。
世界ってこうなってたんだ、に近い感覚。
説明のいらない、むしろ説明することがタブーというか、感じ取るって感覚。無理に意味を見出さなくてもいいのかも、なんだか心がスッとする。
サウナの後に冷水を浴びるような、
汗を流し、身を引き締める
“ 整う ”って感覚に近いシン・エヴァ。
最後、レイやカヲルくん、アスカ、そしてシンジくんとマリの駅のホームでのシーン。そこから引いて街並みが映し出される描写。
なんだか現実世界に連れ戻されたような感覚からの宇多田ヒカルさんの「One Last Kiss」。
さようなら。
また会うためのおまじない。






